「土地の予算」を決める4つのポイント
土地・建物ともに、住宅ローンを利用して購入する方も少なくないでしょう。 土地探しの前に、土地購入を含めた「家づくりの予算」を決め、資金計画を立てておくことが重要です。
「家づくりの予算」を考える最大のコツは、 住宅ローンの月々の支払い希望額から逆算して予算総額を決めることです。 総額を先に決めるのではありません。
それでは、予算総額を決め、「土地の予算」を決めるまでの4つのポイントを詳しく解説していきます。
ポイント① 月々の支払い希望額を決める
マイホームの検討を始めたら、まず最初に住宅ローンの月々の支払い希望額を決めます。月々の支払希望額とは、すなわち借入可能額です。
自身の収入で借入が可能であり、かつ無理のない返済が可能な金額とはいくらであるのかを、綿密に計算して正確に把握しましょう。
このとき、返済の期間や金利についても考える必要があります。 10年後には、家族構成や生活などに大きな変化があるかもしれません。 金利は変動か固定かによって、最終的な支払い額に大きな差があります。
ポイント② 自己資金を決める
家づくりの資金を全額ローンで工面することもできますが、 一般的には全予算の5%~10%を自己資金でまかなうことが、ゆとりのある資金計画につながるとされています。
自己資金の割合が高い場合、金融機関によっては金利優遇制度が設けられていることもありますので、用意できる自己資金があれば積極的に検討しましょう。
ポイント③ 援助金を確認する
家づくり予算をプラスアルファで拡大する要素として、両親や祖父母などからの援助金を得られる場合があります。住宅の購入時には、贈与税や相続税など、税制面での優遇制度が充実していますので、税制と併せて確認しましょう。
ポイント④ 予算の総額から「土地」と「建物」の予算バランスを決める
ポイント①~③で決めた金額をすべて加算した金額が、あなたの家づくり予算の総額です。 『家づくり予算の総額=①住宅ローンの月々の支払い希望額(借入可能額)+②自己資金+③援助金』という式に当てはめることができます。 予算の総額が決まったら、最後に「土地の購入予算」と「建物の購入予算」を配分します。
この①~④のポイントを押さえることで、「土地にお金をかけすぎてしまって、建物にお金をかけられなかった」「予算オーバーしてしまった」という失敗を防ぐことができます。
「土地の予算を決める4つのポイント」について、お分かりいただけましたでしょうか? 土地探しや家づくりでお困りごとがありましたら、お気軽に弊社にお問い合わせください。